輸入トラブル
自民党の圧勝で円高基調が一息ついたとはいえ、数年前に比べるとまだまだかなりの円高状態です。 そんなわけで本国から直接調達するパーツは結構な量になります。 それにともないトラブルの数も増えてきてしまっています。 間違った商品が届いたり輸送途中での破損というのは、まだいいのですが、商品の汚れやちょっとしたキズは保険でもカバーされず返品交換の交渉も価値観の違いなのかなかなかハードだったりします。 でも、このところの一番頭の痛い問題は納期遅れです。 今の時期だとクリスマス商戦で世界的に物流が一気に増えるので自分のところの貨物がなかなか飛行機に載せてもらえなかったりします。 これで大雪にでもなろうものなら飛行場までもなかなかたどり着けません。 また、余分な在庫を出来るだけ減らすというのは世界的な潮流のようで、「在庫有り」となっていた商品も発注のタイミングによっては在庫切れになっていたり、最悪の場合そのまま生産終了なんてことも実際何回か経験しています。 納期1週間という確認後に発注したら1週間以上経ってから、平気で無くなっちゃいましたと言ってくるドイツ人の神経は未だに理解できません。 インチキ臭いブローカーみたいなところならまだしも、れっきとしたディーラーやメルセデスやBMWといったメーカーがそうなのですから私の血圧は上がる一方です。 でもまあ、アパレル関係の輸入会社をやっている友人は、 「納期遅れなんて当たり前、頼んだものとはまるで別物の商品に仕上がってきたり、とにかくトラブルがないことのほうが珍しいくらい。トラブルがなかったら今頃は大金持ち」 と、いつも話していますので、それに比べればメーカーの規格品である輸入車パーツはまだトラブルは少ない方なのかもしれません。 と、自分にいいきかせています (^^;; By OZW |