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リビルトパーツ

 
一昔前リビルトといえば街のリビルト屋さんが再生させていたものが主流でした。
今ではほとんどなくなってしまいましたがラジエター専門店みたいなところもありましたし、電装屋さんではオルタネーター、スターター、エアコンのコンプレッサーなどが普通にリビルトされていました。


アメリカではエアマスやパワステポンプなどのリビルトも盛んに行われていましたが、新品パーツのコストダウンが進んだことと、メーカー自体がリビルト生産を始めたこともあって、特にここ10年位の間に街のリビルト屋さんの数は随分と減ってしまいました。

メーカーにせよ街のリビルト屋さんにせよ、リビルトを続けるには壊れたもの(コア)を引き取ってそれを修理再生していかないといけません。
再生可能なコアがなくなってしまった段階でこのビジネスは終了してしまいます。

そこで、だいたいどこの国でも同じなのですが、リビルダーとしてはコアを回収するために7000円とかものによっては1万円以上のコアチャージを先に取っておき、後にコアの返却を確認してそれを返金するという形になっています。

返却送料が1,000円程度になる範囲内ではコアの回収率は高いようですが、これが国をまたいで送料が一気に高くなってコアチャージ金額より高くなってしまえば当然返却率は限りなくゼロになってしまいます。
といってコアチャージの金額をあまり高くすると最初に支払う金額は新品と変わらなくなってしまいます。

そんなわけで、リビルト品の輸出はどこも消極的で、特に街のリビルト屋さんは輸出はしませんというところが多くなってきました。
そういうところも先にコアを送れば輸出にも応じてくれるようですが、そのパーツが往復する間は車が全く動かなくなってしまうのであまり乗らないセカンドカーならともかく現実的ではないですよね。



By OZW


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