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V12


家の近くの整備工場
普段は国産車ばかりなのですが、たまに変わった外車が入庫しています。

今日はジャグア XJS V12 のエンジンを整備するようです。

V12 (ヴィー・トゥエルヴ)
なんとも甘美な響きです。

過去に所有したのは、BMW E32 750iL と テスタロッサがありますが、どちらもエンジンに火が入る瞬間の音がお気に入りでした。

エンジンマネージメントの進化や過給器の高性能化によってV型6気筒やV型8気筒でも高出力化が可能になった今、サイズも重量もフリクションロスも大きなV12は、生産コストが高いというだけでなく、燃費やCO2排出の観点からも時代遅れなのかもしれません。
実際ジャグアなどは撤退してしまっています。

日本では唯一センチュリーが頑張って製造を続けていますが、多分数年後にはなくなっているでしょう。
運動性能の面からも重くてかさばる12気筒は合理的でなくフェラーリやランボルギーニもいつまで生産を続けるか分かりません。

合理的なことは何も考えなくていいようなロールス・ロイスやマイバッハなどではしばらくは生き残ると思われます。
とすると、BMWグループ内でロールスのエンジンを利用するでしょうから、BMW 760なども続くのかもしれませんが、マイバッハの生産中止を決めたメルセデスでは、もしかすると10年後くらいには V12エンジンはなくなっているのかも。

乗れるのは今の内だけかもしれませんよ。


By OZW



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