オーバーヒート
暑いです まだ体が慣れていないこともあるのでしょうが、今日の日中なんて1時間も外にいたら死んじゃうんじゃないかと思うほどの暑さです。 これくらい暑くなってくると排気量の大きな車のラジエターや電動ファンなどをよく他車種流用で使えないかといったお問い合わせを頂くことが多くなります。 こういった流用は基本的にはポン付け出来ることは稀で、何らかの加工が必要になってきます。 まあ、時間とお金に糸目を付けなければどんなものでも付くといえば付くとも言えますが、でも、そんなことを考える前にやるべきことがあるはずです。 確かに昔のヨーロッパ並行車などは日本仕様より容量の小さなラジエターが付いていたこともありましたし、エンジンをボアアップしているとか後付けのターボをボルトオンしたような場合には、ラジエターやファン、オイルクーラーなども見直さないとどうにもならないことが多いのですが、それ以外の場合で水温(油温)が高めになってしまっているとしたら何処かしらに何らかの不具合があると考えたほうがいいのではないでしょうか。 サーモスタットが全開にならないとか、ウォーターポンプにガタがある、カップリングファンのバイメタル部分がダメになっている、電動ファンのスイッチ不良、ラジエターの部分的な詰まり、エンジン自体のガスケット抜けなんてことも考えられます。 モディファイや添加剤に頼る前に、全体的な整備状態をまずチェックしてみてください。 この暑さの中、今日も964で都内を移動していました。 相変わらず天井のほうは輻射熱をバシバシ感じるのですが、どんな状況でも油温が90度より高くなることはありません。 高速を飛ばせば80度以下に下がりますし、都内のノロノロ運転でもファンが回りだすと、この気温でも全然大丈夫です。 特に冷却系の何かをモディファイしているわけではありません。 普通にきちんと整備しただけです。 By OZW |