中古タイヤの価値
だいたいどんなものでも新品状態から開封しただけでも中古扱い、1万円で買ったものは一瞬でも使用すれば価値は半減、よほどリセールバリューのあるものでも3割減は当たり前です。 1本1万円のタイヤなら脱着するだけで全く走っていなくてもせいぜい7千円の価値です。 そこから5分山残っているタイヤなら、7,000 X 0.5 = 3,500円ということなのでしょう、実際これくらいの中古タイヤだと新品実売価格の3割〜4割くらいで流通しているようです。 ですが、よく考えてみてください。 新品タイヤの溝はだいたい8mmくらいですが、ツルツルになるまで使えるわけではなく、残り1.6mmで寿命となります。 つまり、最後の2分山くらいは使えないわけで、とすると5分山というのは実際には3分山しか残っていないわけです。 7,000 X 0.3 = 2,100円 さらに、タイヤ性能の一番美味しいところは最初の3分山くらいですから、スイカでいえば半分に切ったものを売っているというよりは、真ん中の一番甘い部分は全部食べられて、皮の部分を含めて計った残り半分を売っているようなものです。 また、寿命3分の1のタイヤでもはき替え工賃やタイヤの処分代は当然のことながら新品と変わりません。 こう考えていくと、新品価格10,000円の5分山のタイヤの価値は、1千円くらいが妥当ということになるはずです。 2千円以上ならボッタクリと言われても仕方ないくらいではないでしょうか。 でも、実際には馬鹿みたいに高額な金額で売り買いされているようです。 タイヤに限らず車の消耗中古部品全般にいえることですが、実際の価値よりかなり高く流通しているように思えて仕方ありません。 SJが中古部品を扱わない理由のひとつです By OZW |