自動ブレーキと自動車メディア
今や軽自動車にも搭載されるようになってきた自動ブレーキシステムですが、メーカーや車種による性能差はかなりあるようです。 40kM/hくらいまではきっちり止まり、それ以上の速度域でも衝突自体は免れないもののぶつかる瞬間までブレーキはかけつづけるものもあれば、30km/h以上では完全にオフになってしまって結局最後までノーブレーキで突っ込んでしまうものまであります。 私の場合免許を取ってからひとや他の車にぶつけたことはレース中も含めて一度もありませんが(壁に刺さったことはあったかも)、こちらが停車中にぶつけられたことは覚えているだけで5回ほどあります。 そのうち2回は左折したすぐ先の横断歩道で歩行者がいて停車中に追突されています。 一度は私が自転車に気付いて止まった次の瞬間に後続車がノーブレーキで、もう一つのケースでは歩行者待ちで停止してしばらくしてから結構なスピードで左折してきた車にブレーキ間に合わず追突されています。 こういう場合も自動ブレーキシステムがどれほど有効なのか興味があります。 だいたいメーカーは自動的に止まることばかりを謳い文句にするわけですから、逆にどういう状態だとぶつかってしまうのかを検証するのが自動車雑誌などのメディアの役割だと思うわけです。 80Km/hくらいだとどうなるか(脇見運転で高速の渋滞の最後尾に突っ込んでしまうときを想定して)とか、30〜40Km/hで走行中に突然人が飛び出してきた場合とか、いろいろ実験してくれると面白い読み物なり動画作れるのではないでしょうか。 20年くらい前だと、いろんなメーカーの車を借り出してきて、その車を使ってサッカーとか訳のわからないことをやっていた雑誌 (くるまにあ だったかな) もあったくらいですから、メーカーも出版社もともに予算がいっぱいあったのでしょうが、さすがに今は本当にぶつけて壊してしまうなんてことは出来ないでしょうね。 でも、衝突してしまうのかどうかだけ分かればいいわけで、実際に車や塀にぶつけなくてもハリボテのクッション材などにぶつけてみるとか工夫次第でやりようはあると思うんですけどね。 By OZW |