サーモスタット
この夏は暑かったのですが、意外にオーバーヒートに関係する部品のお問い合わせが少なかったように思います。 事前に対策されたのか、あまりの暑さに外出の機会が減ったのか分りませんが、出先の急なトラブルで急いで注文というケースは例年ほどは多くありませんでした。 とはいっても、それなりに水周りの商品のご注文は頂いておりまして、サーモスタット、ラジエターホース、ラジエター本体、ラジエターファンというのはこの季節の定番です。 この中でも特にサーモスタットは、値段的にも交換作業に関してもお手軽な場合が多いので、オーバーヒート気味の場合、とりあえず交換しておこうということで多くのご注文を頂いています。 国産車のサーモスタットなら、1,000円くらい、輸入車の場合はちょっと高くて、それでも3,000円くらいというイメージを実は私も持っていたのですが、近頃はサーモハウジングと一体型になっているものが多く一桁アップの値段になっていたり、中には、上の写真の V.W.のW8エンジン用などがそうなのですが、センサーやヒーターまで組み込まれていて100,000円近くもするものもあって、とてもお気軽とは言えない車種も増えてきました。 サーモスタットの故障というと開け放しになってオーバークールになる場合と逆に閉じ放しになってオーバーヒートしてしまう場合がありますが、当然後者のほうが深刻で、交換するか取り外してしまわないと走行できません。 どういうわけか上記のような超高額サーモスタットに限って閉じっ放しになることが多く、サーモスタット部分だけの取り外しも出来ない構造のものだったりします。 プリンターやコピー機本体は安く売って、インク代やコピー機のメンテナンス費用で利益を確保する、いわゆるコピー機商法を自動車メーカーもやり始めたんじゃないかと思うのは考えすぎでしょうか? By OZW |