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フロントガラス


ダンプの後ろを走っていると、とても小石などとはいえないほどの大きな石が飛んでくることがあります。
タイヤの溝が太いタイヤで砂利道を走る機会の多いダンプカーなどはタイヤに結構なサイズの石を咥え込んでしまい、高速道路などで遠心力が増した時にこれが一気に飛び出してきます。

このとき、飛び石は回転しながら飛んでくるので、ボディーやフロントガラスについたキズはドリルで削ったようなものになりやすいようです。

バンパーやボンネットについたキズも嫌ですが、フロントガラスのヒビ割れは深刻です。
小さなものでも放っておくとキズ口から空気や水分を吸い込み、それが振動、風圧、車外と車内の温度差などの影響でより大きな亀裂を作ってしまいますので、早めにリペアしておいたほうがいいかと思います。

ただ、DIYでやれるリペアキットがカーショップなどで売られていて、自分自身も使用経験がありますし、何台もこれでリペア挑戦した車を見てきましたが、これで綺麗に直った事例を私はひとつも知りません。

リペア作業で一番重要な点は、ガラス内部に入り込んでしまった空気や水分を完全に抜き取ることなのですが、市販のリペアキットはやはりプロ用の専用バキューム工具を使った作業と比べると完全に力不足なのかもしれません。

DIYで失敗してプロに頼もうとしても、中途半端な薬剤注入で中に残ってしまった空気や水分を抜くことが出来なくなってしまっているケースが多く、こうなるとプロでももうお手上げになってしまいますので、ガラスリペアに関してはDIYはお勧めしません。

いずれにしても、500円玉より大きなキズや、縁のほうに出来てしまってバキューム工具をガラス面だけに収められないようなキズはプロでもリペア出来ないのでガラス交換するしかありません。

少し前までは等級ダウンすることなく車両保険でカバーできたので、ガラスの値段を気にすることなく純正ガラスでの交換も気軽にできたのですが、保険会社の財政状況が厳しくなって今までのような保障は受けられなくなってしまいました。

持ち込みOKのガラス屋さんも多いので、一度お問い合わせください。


By OZW



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