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ブロアー交換 その2

 
昨日の続きです。


ワイパーアームをひっこ抜いて(写真5)、ワイパーギアリングの取り外しです。
写真6赤丸の、ネジ4個、ナット1個と、ガラス下裏側にある赤矢印のナットを2個外し、青矢印のネジとブラケット(白樹脂製)を外します。
赤丸のナットは、ワイパーモーターとの接続部分です。モーターとの固定部はスプラインになっておりナット下の鉄板(リンケージの先端)と固着していたので、すんなりと外せず、CRCを吹いたあとハンマーで叩いて外しました。(プーラーを使うのがスマートな方法だと思います)
スペースが狭いので、知恵の輪状態で右に左に、上へ下へを繰り返し、なんとかワイパーギアリングの取り外しに成功!

ブロアーケースが丸見え状態になりました。ロックバンド8か所で固定されています(写真7)。
ロック自体は手と−ドライバーで簡単に解除できましたが、肝心の蓋が抜き出せません!
ここはあまり無理をせずちょっと一呼吸おいて隔壁をずらすことにしました。
隔壁は両端に3個ずつのネジで固定されています。
右側(エキゾースト側)はスペースがあり3個とも簡単に取れましたが、左側(インテーク側)は、配管などスペースがなく、一番下のネジを外すのは断念しました。
それでも5〜6cm程度フロント側に隔壁を動かすことができ、カバーを無事取り出すことに成功! ブロアー丸見え!!

ブロアーは中心のモーター部をロックバンドで固定してあるだけなのですが、これがまた固い。良く食いついています。
ここも力任せでロック解除!

ブロアーからの配線は、レジスターへ繋がります。ブロアーのブラシ直近で配線が外せますのでとりあえずそこで抜いておいてブロアーを取り出します。
ファンを手で軽〜く回してみるだけで、「キュルキュル!」と結構な音を出していました。




レジスターは、バッテリー後方にあります。(写真10)
ネジ2本で固定されているだけですので交換自体は簡単です。
ブロアーからの配線をレジスターまで引き込むのが若干手間ですが、古い配線は、レジスター側から強引に引っこ抜きました(笑)。
写真は新品に交換後のものです。
なお、レジスターも交換する場合は、バッテリーは取り外しておいた方が作業がしやすいです。私も最初にバッテリーを下しておきました。

フタを固定する前に作動確認!!
各部品がきっちり固定されているか再確認して、シート座りスイッチオン!(エンジンはかけてません)

「おや、風がこないな〜? 外に出てブロアーを確認。おお〜、静かにしかも力強く回っているではありませんか!(写真11!)

良く考えてみたら、フタをしないと風は送られてきませんよね。交換完了!
後は取り外した逆の手順で戻していくだけです。

・・・のはずでしたが、フタのロックバンドがかかりません。上部の方は簡単にロックできたのですが、下から伸びている写真12の赤二重丸ロックがどうやってもかからない・・・。
数回の休憩をはさみ(気を静めるため)、よく観察すると、
フタの下側がケースとかみ合っていなかったのと、配線が邪魔していたようです。
配線の取り回しを変えてみたり、何度もフタを外したり、フタをゆすったり等々。狭いし見えない所なので苦労しましたが、1時間ぐらい格闘した結果なんとかロックできました。
その後は、すんなりと作業は進み見事完了しました。




汎用のドライバーセットに千枚通しタイプのものがあるのですが、以前作業している際、先を曲げてしまったのですが、それが、ロックバンドの先端の穴にジャストフィットでひっかかったので、役に立ちましたよ。



By もっくん


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