けちると損
冬のボーナスがバブル以来の伸びになりそうというニュースがある一方で年を越せそうにない企業もかなりあるという情報もあったりして、世の中は完全に二極化の方向に進んでいるようです。 最近、整備工場さんを回っていても、お客さんは二分化しているという話をよく聞きます。 古めのベンツやポルシェなどで故障の修理ではなくて楽しく乗るための整備に100万単位のお金を使うひとが増加傾向にあるそうですが、反対に寿命が来たダイレクトイグニッションコイルをひとつだけ交換なんてのはまだよくて、プラグも1本単位で交換とか、完全に目詰まりしたようなフィルターの交換を拒否したり、ブレーキパッドの中古品はないのかと無茶な注文を出してくるひともいるんだとか。 当社のお客様はどちらかというと富裕層のかたが多いですし、さすがにブレーキパッドの中古品を問い合わせてくるひとはいませんが、余裕のある方にも吝嗇家のひとは少なくありませんので、ちょっと苦労することはあります。 プラグが消耗して抵抗が大きくなるとイグニッションコイルに負担がかかって壊れますし、そこから今度はイグニッションモジュールの故障につながったり、エアマス故障の一番の原因がエアフィルターの汚れだったりしますので、定期交換部品をケチるとかえって大きな出費につながることが多いんですよね。 でも、そういうことをお客様に熱心に説明すると押し売りみたいに取られることもあって、それが難しいところでもあります。 By OZW |