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外装部品の重量

 
90年代の外装パーツはどれも運ぼうとすると腰を痛めそうなくらい重いものばかりでしたが、近頃のそれは、この前のMテクバンパーもそうですが、片手でどころか指で挟んで持てるくらいに軽量化されてきています。
ボディーの構造材もアルミなどが多用されてかなり軽くなっています。

それなのに、モデルチェンジを繰り返すたびに車両重量はひたすら重くなるばかりなのは何故でしょうか。

一番の理由はサイズの巨大化なのですが、それならクラスを越えて似たようなサイズ、排気量の車両同士で比べてみたらどうなんだろう、と思って調べてみました。



1995年 メルセデスW124最終モデルE320 と 2013年 メルセデスW204最終モデルC350の全長x全幅x全高、重量を見てみると、
全長4740×全幅1740×全高1445mm、1560kg。
全長4640×全幅1780×全高1430mm、1630kg。
軽くはなっていませんね。
ただ、日本でももうすぐ発売になるW205では1500Kg台半ばまで軽量化されているようです。

1993年 BMW E34最終モデル520i と 2013年 BMW F30現行モデル320iだと、
4720×1750×1415mm、1540kg。
4625×1800×1440mm、1500Kg。
こちらは少し軽くなっていますが、直6と直4ターボの差でしょうか。

このように似たようなサイズならそんなに重量化はしていないのですが、でも軽量にもなっていないことが分かります。
それでは、外装パーツがあれだけ軽くなって、ボディもエンジンも軽量化されてきている分は、どこに食われてしまっているのでしょう?




ま、いろいろあるのでしょうが、各種電子制御の、特にその配線は昔のシンプルな車両に比べると今は劇的に増えて、その分だけ重くなっているのは間違いありません。

この銅線の重量、意外にあるようで、1台分全部引っ張り出してみるととても一人ではとても持てないくらいになるそうです。

By OZW



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