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部品供給からみたお勧め車両

 
全国規模で部品販売をさせて頂いていると、車両ごとの不具合情報もディーラー並に入ってくるようになります。
エアサスのエア漏れとか、ウインドウレギュレーターの破損とか、特定の車種に頻発しているのが見えると、この車は買っちゃダメだねなんて思うこともあります。
ただ、多くの場合、こういった車でもモデル後半には対策品に置き換えられて改善されることが多いのも事実です。
そして、改善後は見事に問合せ件数が一気に減っているのを目の当たりにすると、やはり車はモデル末期のものが一番だと思います。

一方、長期にわたる部品供給という面でいうと、W124やW201などもう四半世紀経った車でもかなりの部分のパーツ供給がまだあるくらいですから、やはりベンツが圧勝です。

BMW、AUDI、VWなどは製造から5年もすると欠品パーツが出始めますから、長く乗るつもりなら計画的にメンテナンスをしていかないといけません。
ポルシェは993くらいまでは比較的長く持っていてくれたのですが、996以降は欠品パーツの嵐といった感じです。

それでも、よく出る部品は、こういったメーカーでも10年くらいはストックしてくれていることが多いのですが、あまり聞かない部品が故障してしまった場合に問い合わせてみると、やはり5〜6年でも欠品どころか生産終了という回答が返ってくることがよくあります。
特に生産台数の少ない特殊な車種でこの傾向は強いようです。
メーカーとしても発注件数を分析して、あまり需要のないものは早々に生産をストップしてしまっているのだと思います。

ということで、長く乗ろうとするのでしたら、お勧めは、どのメーカーでもまず後期モデル、ベンツ以外なら比較的生産台数の多い売れ筋の車種ということになります。


By OZW



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