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ゲレンデのスプリング


基本構造がほとんど変わらずここまできたゲレンデですが、細かなところは年式によってかなり変わっています。
ほとんどの部分は、一応「進化」と呼べるものなのですが、サスのスプリングについては、何だか試行錯誤を繰り返しているように見えます。
開発者も何が何だか分らなくなっているんじゃないかと思うくらいです。

例えば、コンプレッサーが付く前のG55のサスは異常に硬くて、高速道路の普通の継ぎ目を乗り越える程度でも突き上げ感がかなりあります。
これにスーパーチャージャーが付いて馬力が一気に上がると、どういうわけか今度は結構ソフトなサスセッティングに変更になっています。

その後G63になってもしばらくは同じスプリングが使われていたのですが、2013年以降は、G550のスプリングと共通化されて、またさらにソフトになっているようです。

サスペンションパーツの多くは、基本的には相互に流用可能なので、その気になればレート違ういろいろなスプリングが選べるのですが、実際にやるひとは、これまでほとんどいませんでした。
というのも、スプリングレートの具体的な数値は公表されておらず、ショックとの兼ね合いもあって、実際に装着してみるまで自分好みのセッティングになるのか未知数だからです。

が、ここにきて、やってみようというお客様が現れまして、値段と在庫を調べたのですが、今まで換えるひとがいなかったからでしょう、国内在庫はどれもありませんでしたので、本国取り寄せということになりました。

結果どうなったかは教えて頂けるとのことですから、こちらでもまた報告したいと思います。


By OZW



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