アルミ製ストラットアーム
基本的にW201からW124、W203、W209、R171までマルチリンクは同じものを使っています。 リアのこのストラットアームもそうなのですが、W210のワゴンは、この1本だけをアルミ製にして形状も少し変えています。 形状は違ってもボルト位置は他の車種の鉄製のそれと全く同じなので、W201やW124などにもこのアルミ製アームがそのまま取り付けできます。 文献などいろいろ調べたのですが、210ワゴンが他のリンクはそのまま使ってこの1本だけの形状と材質を変えなければいけなかった理由は見つかりませんでした。 通常の鋳鉄製のもの(210-350-3306)の重量が1本 0.698kgなのに対し、アルミ製のアーム(210-350-3706)は、0.478kgで、220gの軽量化になっていることは確かですが、それを目的としてこの1本だけを変更したというのは考えにくいように思います。 海外のショップでも、このアームのことは話題になることがあるのですが、他の車種に流用してアルミ製にするメリットは?という問いに対しては、 1.見た目が格好いい 2.左右で一応400gの軽量化になっているから、体感できるレベルにはないが、サスペンション性能は理論上はアップするはず。 3.値段が倍以上なので、財布の軽量化には確実に貢献する(笑) ということだそうです。 取り回しか強度の問題で形状を変更する必要があって、どうせ作るならアルミでやっちゃおう、みたいなことだったんじゃないでしょうか。 By OZW |