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カーボンブレーキ


AUDI RSシリーズにオプションのカーボンファイバーを埋め込んだセラミックのブレーキディスクを採用したブレーキシステムです。
オプション価格は百数十万円ですが、これを部品だけで取ろうとすると3倍くらいのとんでもない価格設定になっていました。

これが、最近ではオプション価格に近い値段で取れるものも出てきて後付けでインストールするひともぼちぼち出てきています。
実際、このAUDI用などもW211などのベンツEクラスあたりだとちょっとした加工で装着可能のようです。

耐久性がスティール製品の3〜4倍あるので長い目で見れば、従来のブレンボシステムなどと値段的にはそんなに変わらないということになりますし、何より強力な制動力と重量が4輪で20キログラムほど軽量化できることによるメリットが大きいのは間違いありません。

ただ、メーカーの注意書には相変わらず
「ブレーキの温度が低いときに、通常のブレーキに比べて制動距離が伸びる場合があります。また、ブレーキが暖まるまでは、制動時に異音が発生する場合があります。」
という記載がありますので、サーキット走行にはいいのでしょうが、一般道ではどうなんでしょうね?

考えてみれば、私自身ここ数年、一般道でABSが介入するほどのフルブレーキングをしたのは、高速道路でトラックが目の前で急に車線変更してきたときくらいです。
その時点までは巡航走行を続けてきていたわけですから、ブレーキは完全に冷えています。
そのとき通常ブレーキより効かないとしたら、これはマズイでしょう。
それに、街中でキーキー鳴くのはちょっと恥ずかしいかもしれません。


By OZW



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