ジャガー
今朝、車を出してウインドウの汚れが気になったので、とりあえずウインドウウォッシャーを作動させるとウォッシャーは出るもののワイパーが全く動きません。 間欠も、連続スローも、高速も、全部だめです。 これだと雨の日が乗れなくなってしまうので、とりあえずエスファクトリーに連絡してみました。 「夕べまで普通に動作していたのなら、多分フューズかリレーでしょう。ジャガーは修理したことないけど、その年代のなら何とかなるでしょう!」 ということで、雨が降り出す前に早速寄ってみました。 先ずは、フューズの確認から。 取説でワイパーのフューズは22番の30Aとあるので外してチェック。 切れていませんでした。 でも、電流計で調べるとワイパーモーターのところまでは電気は来ていないようです。 そこで、イグニッションONの位置でワイパースイッチを動かしてみると、間欠、低速では何も聞こえなかったのが、高速にすると「カチッ」と音がします。 音の出所を探ると、上の写真の左上に二つ並んだリレーから出ています。 こういうときはアナログのリレーが分かりやすくていいですね。 全く同じ品番のリレーがふたつ並んでいます。 試しに左右を入れ替えてみると、間欠と低速は正常に動きましたが、高速に切り替えても低速のままです。 でも、これで原因も分りましたし、レインXでも塗っておけば、とりあえず間欠と低速だけでも大丈夫でしょう。 この時代の車は、初めて触る場合でもベテランメカニックなら、ちょっとしたテスターと五感を使ったトラブルシューティングで何とかなるんですね。 後から整備マニュアルを調べてみたら、左側のリレーが低速高速の切り替え、右側のがオンオフ制御を担当していて、今回は右側のが逝ってしまったようです。 まあでも、リレー1個で全て制御するのではなく、どちらかが壊れてもとりあえずワイパーは動くように設計してあるのは、なかなかやるじゃん!と思いました。 ちなみに、このリレー、OEMは全部国内在庫なし、ということで純正品を発注しておきました。 定価3,300円(税抜)だそうです。 By OZW |