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次期車輛復活計画7


このエンジン、積み換える前に一度ヘッドも腰下も完全にバラバラにして文字通りフルオーバーホールしていました。
もともとBRABUS自身が、えちごやの皆口氏をして「BRABUSの鏡面仕上げの徹底ぶりは凄くて、それだけで100時間以上は費やしているのでは」と言わしめたほどの手間暇をかけて作り上げられたエンジンだったのですが、フルOH時には、そこからさらにバルブガイドをリン青銅製に、バルブステムとシート面を同軸でシートカットし、当たり面の位置を変更。また、バルブシートはベリリウム材質に変更するなど、皆口氏渾身の一基だったようです。

BRABUSの当時の資料を見てみると、M119エンジンのボアを96.5mmから100mm(正確には99.985mm)に、ストロークを85.0mmから94.5mmに延ばすことによって、408PS/5600rpm 61.6kgm/3800rpm となっていますが、それ以上のパフォーマンスを秘めていそうです。


By OZW



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