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W124 500E SportLine ステアリングギアボックス1

 
AMGがまだ市井の一チューナーとしてメルセデスから独立していたときには、メルセデス自身もSportLineというスポーティーなパッケージオプションを持っていました。

当時のAMGが万人向けとは決して言えない程かなり尖がったセッティングであったのに対して、SportLineのほうは、それほど極端なセッティングは施さず、本格的なスポーツ走行というよりノーマルより少しスポーティーな走りを楽しめる仕様でした。

例えばサスペンションにしてもレートはほとんどそのままに純正のスプリングの全長を短くしたものとビルシュタインのショートストロークショックを組み合わせて、25mmほど車高を下げていたのですが、乗り心地の良さは維持したままでノーマルより格段にきびきびとした走りを可能にしています。

AMGの軟弱設定版などと揶揄するひともいましたが、全くそういうことではなく、むしろ流石にメーカー自身のオプション設定だけあって、AMGには出来ないこともやっていました。

例えば、ギア比にして5%ほどクイックな設定のステアリングギアボックスはノーマルボックスの改造とかではなく、全く別部品として一から作られていました。

このスポーツラインのギアボックスについてはこのブログでも以前少しだけ書いたことがあるのですが、その後新たな事実が判明しています。




実は、W124 E60 AMGのお客様から現車確認でステアリングギアボックスに刻印されたパーツナンバーでお問い合わせがあったのですが、これがなんとW124 400E/E420に設定のあったSport Line用のギアボックスだったのです。

明日に続く


By OZW

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