出版業界
今日は、雑誌 F-ROAD の忘年会でした。 ライター、カメラマン、モデル、イラストレーター、編集スタッフなど一冊の雑誌が出来るまでには、多くの人達がかかわっています。 年々愚痴をこぼし始めるまでの時間が短くなるのは、歳のせいで酔いが回るのが早くなったこともありますが、愚痴りたいことが多くなった出版業界の事情もあるのかもしれません。 広告が取れないのだそうです。 そうすると制作予算も限られて内容も薄くなってしまう、面白くないから売れない、部数が出ない、広告掲載がますます減る、という負のスパイラルです。 80年代、90年代前半まで、そこそこメジャーな車の月刊誌なら数十万部売れていました。 広告も掲載に審査があって、何社も掲載を断っていたくらいで、一冊の利益が毎月数千万、億に届くこともあったそうです。 当時は、専門的なメカニカルな解説記事の隣に各メーカーの広報車を全部集めて、それでサッカーやってみるとかハチャメチャで意味不明な企画もあったりして、結構面白い内容が多かったんです。 この業界、まだまだ一般人とは桁違いにクルマの造詣が深くて、個性的なひとたちも残っていますから、広告に頼らず部数を売って利益を出せれば、紙媒体の復活はまだあるのではと思えた夜会でした。 By OZW |