100倍誇張読解法
W126 500SEのタイヤはもう交換時です。 今までは、ミシュラン パイロットスポーツやコンチネンタルのスポーツコンタクトなどのハイパフォーマンスタイプばかりで、そういえばコンフォート系のタイヤは自分で買った記憶がありません。 何となく126に合いそうなタイヤというとブリジストンのレグノくらいかなあ、と思って、調べてみると現在は、燃費重視のGR-XTとどちらかというと走り重視のGR-9000の2種類が販売されているようです。 GR-XTは2月の終りか3月にモデルチェンジするらしいですが、そこまで持ちそうにありません。 国内の他メーカーでこれに似たキャラクターだとダンロップのVEURO VE303とかYOKOHAMAのADVAN dB などがありますが、どれがいいんだか? と、ここで嫌なことを思い出してしまいました。 車関係のジャーナリストは、車そのものに対しては結構辛辣な評論が出来ても、特に国産タイヤだけは昔から全部提灯記事なんです。 いろんな面で大事なスポンサーなんだそうです。 といって、100%嘘は書けません。 そこで、どうするかというと、実際何人ものプロのレーサーや評論家の方から聞いた話ですが、微妙な抵抗をしているので、そこを読み取れ、ということでした。 曰く、100倍誇張読解法。 以下、いくつか例を挙げると 「初期応答がやや緩慢」->「おいおい大丈夫かよ、ハンドル切ってもちっとも曲がらんぞ!」 「道路の継ぎ目ではほんの少し突上げ感が」->「最悪の乗り心地だよ」 「ウエットグリップはEcoタイヤとしては十分に許容範囲」->「雨降ったら絶対止まらねぇよ」 「限界まで攻め込むと少し気をつかう」->「ちょっとオーバースピードでコーナーに突っ込んだら素人じゃコントロールは無理」 それから、数行の寸評ならともかく、1ページ以上割いたインプレ記事で、応答性、コントロール性能、ドライグリップ、ウエットグリップ、静粛性、乗り心地、これに最近では転がり抵抗のどれかが触れられていなかったら、それはとんでもなく酷くて書けなかったのだと思ったほうがいいようです。 プロのカメラマンがスタジオ内の完璧な照明の下で女の子を撮影し、その後フォトショップを駆使して修正しても鑑賞に耐えられない、というくらいのレベルってことですかね。 これを前提に各タイヤの評価記事読んでみたら・・・ 全部アウト、買えるタイヤがひとつもないじゃん! 結局、適当に買って自分で判断するしかなさそうです。 By OZW |