今までお世話になったSRC(佐川急便流通センター)
ほとんど整理も済み、残りの荷物を積みこみ、あとは綺麗に掃除をしてお返しするだけとなりました。

一宮のSRCに入ったのが、2002年でした。
ここは場所的に日本のちょうど真ん中にあって、今でも各地にあるハブセンターの中でも文字通り中心的存在です。
そのため規模も国内最大で、知らない人が建物の中に迷い込むと外にはなかなか出られなくなるくらいです。
まさにラビリンス
はじめのうちは、ちょっと探検したりして楽しんでいました。

１Ｆに集められた荷物が幾重にも分岐するベルトコンベアーの上を、まるで荷物自体が意思をもって進んでいるかのように実にシステマチックに仕分けられていく一方、
そういった近未来的なシステムが稼働する風景の端では荷物を積み込む汗にまみれたひとの姿が一列に並んでいて、
ベアリングが延々と回り続ける音と、寡黙な作業員のひとたちの躍動との対比が、まるで近代芸術のようだったのをおぼえています。

階をのぼると、一転、静寂に包まれた一角があり、ドライバーのひとたちの仮眠室が長い廊下の左右に並んでいました。
ちょうど日付が変わるころでしょうか、一斉に皆が出発して行くものですから、それからしばらくの間はひと気が失せて闇の世界が辺りを支配します。

その後、佐川も随分様変わりして、仮眠室は会議室に、食堂は物置になり、特にここ数年は若い女性配達員も増えて、バンパーなどの大きな荷物やバッテリーなどの重いものは運んでくれなくなってしまいました。

新しい場所では佐川、クロネコ、福山など、荷物に応じて宅配業者を使い分けていくつもりです。
また、郵便局とも新たに契約しましたので、離島、山間部にお住いのお客様にも今まで以上のサービスが提供できると思いますので、皆様のご利用を心からお待ちしております。

By OZW