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えちごやサスキット


新車時からずっとヤナセのお任せ整備を続けてきた500Eです。
新車価格と同じくらいはこれまで整備で支払ってきただけあって、フルノーマル500Eの中にあってはエンジンの調子もかなり良いほうです。

ところが、私の60に乗ってみたのが不幸の始まり。
エンジンは別モノが載っているので仕方ないにしても、足回りのあまりの違いにショックに受けて、「同じもの付けてちょうだい」と東京からえちごやさんに持ってきてしまいました。

今回のサスキットに限らず、えちごや製品を取り付ける場合は、まずノーマル状態できちんと整備されていることが大前提になります。




エンジンマウントが下がってしまっています。
ミッションマウントも底付きしていました。
これまで何度もディーラーで交換してきたそうですが、ここまで下がるまで交換されなかったのは今回が初めてだそうです。
昔は何も言わなくても点検時や他の箇所の修理で入庫したときにやっておいてくれたみたいですが、最近はこちらから言わないと、向うからは交換どころか指摘さえしてくれなくなったようです。
お任せ整備というものは無くなってきてしまっているのかもしれません。




ディスクジョイントは前回点検時に破れていたようで、これは交換になっていたそうです。
でも、エンジン・ミッションマウントが下がった状態でディスクジョイントを交換するとあっという間にダメになります。
エンジン下がってプロペラシャフトが斜めになった状態で回していればジョイント部分の負担が大きくなるのは当たり前の話です。
昔のヤナセならあり得ない整備です。

ということで、ここでエンジン・ミッションマウントとも交換することになります。




ハンドルのセンターがズレていました。
えちごや皆口さんによると新車時からズレた車もあるそうです。
これはその場でサクッと修正しておきました。




フロントはタイロッド、ドラッグリンクは交換後間もないようでガタはありません。
今年はじめに直進安定性が悪くなったということで入庫させたときに交換したようです。






ところが、ロワアーム、ボールジョイント、スタビリンクの各ブッシュはご覧のとおり終わっています。
確かに大きなガタはありませんでしたが、なぜ一緒に交換しなかったのか理解できません。
本人は悪いところがあったら全部直しておいて欲しいといっているわけですし、予算の上限もなく金払いもとてもいいひとです。





リアは、サブフレームマウントとロワアームのボールジョイントは交換してありました。
でも、それ以外は全く手付かずで、マルチリンクなどは新車時から一度も交換された形跡がありませんでした。

今回は、ここから全部整備していかないといけませんから、納車はちょっと遅れるかもしれません。



By OZW



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