埋まらない溝
夕べ、細君を助手席に乗せて友人の500Eで都内から小田原まで東名を走りました。 ご覧のとおり、トラックに囲まれ最初から最後までずっと70km/h〜80km/h走行を強いられる状況でしたが、それでもW124の剛性感は満喫できます。 かつて徳大寺氏が空冷ポルシェを、『街中を40km/hで流しているときも、ポルシェは紛れもなくスポーツカーである』と表現されていましたが、同様に500Eは渋滞路でも500Eなのです。 ところが、細君はこの状況なら軽自動車でも一緒、百歩譲って普通の国産エコカーとどこが違うのか、と主張してきます。 だいたい空いていて気持ちよく走れるときなんて首都圏ではほとんどないわけで、一体何を好き好んで毎年10万円以上の自動車税を支払い、エコカーの3倍のガソリンを使い、おまけに整備と称して毎月のようにクルマにお金をつぎ込む意味が分からないと。 結婚して20年、多くの価値観を共有できている夫婦だと思っているのですが、唯一この部分だけは永遠に分かり合えないのかもしれません。 もしこれが自分のクルマで、今エンジンが止まって路上でエンコでもしようものなら、鬼の首でも取った勢いで国産エコカーへの買い替えを迫ってくるのは間違いありません。 整備だけはしっかり実施しておかなければと心に誓った瞬間でした(笑) By OZW |