配線処理
えちごや入庫中のR107 どこかでオルタネーターの容量が上げられていたようで、バッテリーに追加配線がしてありました。 それ自体は普通にやることなのですが、発電機からの大きな生電流すにはちょっと細すぎるのと、そのまま裸で配線引張ってきてしまっていたのは普通ではありませんね。 これは、部品取りの190Eから外してきたオルタネーターからの純正配線です。 追加の配線でも出来ればこれくらいのものは使って欲しいところです。 後付けで、HID、フォグ、デイライトが付けられているのですが、おそらくDIYの追加追加でやっていったのでしょう、もう配線がグチャグチャでした。 同じヒューズが直列に3個も付いていたり、キボシ端子をやたら使って意味不明の延長が施されていたり、アクセサリー電源からの線がその先どこにも繋がっておらず おまけにその使っていない線の絶縁に紙の養生テープが使われていたり、もうびっくりの状況です。 いくらなんでもまさか業者の施工ではあり得ないので、無茶なDIYだと思ったのですが、オーナーさんは自分では作業していないとのことで、これまたびっくり。 あと、HIDのバラストがイグナイターのぴったり真裏に取り付けられていたのも頂けません。 ノイズで誤作動しかねません。 余分な配線は外して、残りも全部整理して付けなおしたのがこれです。 タイヤハウスのカバーの内側にステーを作って留めました。 出来るだけキボシ端子ではなくハンダ付けでつなぐのですが、ハンダもすずの含有量によって抵抗が異なるのでそこまで考えて施工します。 (ちなみにO2センサーなどの配線に安易にハンダを使うと抵抗値が増えて誤作動しますので気を付けてください。) 使う場所や長さに応じて熱収縮テープやコルゲート管などを使い分け、タイラップで留める部分にはテープを巻いて被覆を保護するくらいの気を使って、いつかトラブルが起きたときのために、その作業性まで考えた上で施工して、はじめてプロの仕事と言えるのではないでしょうか? By OZW |