R107 560SL用排圧可変マフラー
タイコの制作やパイプの曲げ加工はマフラー屋さんにお願いし、それらを調節、溶接して取付けていくのはえちごや内で行うことになったので、その作業を見学させてもらいました。 溶接機は今年導入した最新鋭機種で、細かなところも思い通りに溶接できる優れものです。 もっとも、そうはいっても誰でも綺麗に溶接できるわけではなく、当然それなりのスキルは必要です。 クリアランスを微調整をしながら、出来るだけフロアから下に出ないように繋いでいきます。 今回排圧調整バルブは、出口マフラーの近くに付けました。 ボディとのクリアランスをここまで詰めるのですが、走っても干渉しない確信がないとここまでは攻めきれません。 ここは経験がものをいうところです。 上矢印の部分、ほぼストレートなのにあえて繋いであります。 実はこれ、パイプの内側の溶接バリをリューター入れて削るためにリューターの刃が届く長さを考えてのことです。 左矢印の先の溶接が線ではなく途切れ途切れになっているのは、共振点をずらすためにそうしてあるのだそうです。 細部にまでこだわった、これぞまさにワンオフマフラーです。 あとはリアバンパーを加工して、出口パイプを付ければ出来上がりです。 By OZW |