日の目を見なかった部品
さて、このパーツ、何だか分かりますか? W124後期、ロワアームボールジョイントのリペアキットです。 124後期の場合、ここがダメになるとアームアッシーでの交換ということになっていますが、一応交換出来ることになっていたのですね。 「なっていた」という表現の通り、現在ではこのパーツの供給はありません。 それに、交換出来たといっても、交換するには専用の巨大な冶具が必要で、日本ではディーラーも含めてそれを持っているところがなく、結果的に交換は出来なかったようです。 後に、ヤナセに100個近くあったこのパーツは、全て廃棄処分されることになります。 新車発売と同時にこうしたスペアパーツも作られるのですが、一度も日の目を見ることなく消えていくパーツもあるんですね。 By k |