W124 E60 インテークマニホールドの加工 その4
アクセルワイヤのリンケージ せっかくなので、ボール部分などをピカールで磨いておきます。 ガスケットの取り残しも徹底的に取り除いておきます。 これらのお掃除だけで6時間くらい使いました。 そこまで綺麗にする必要はないかもしれませんが、でも、そもそもこの手の作業を考えているひとなら、この部分の手抜きが許せないのは私に限った話ではないでしょう。 このあと新品のガスケットを付けるのですが、水回りの穴の周りだけは極薄く液体パッキンを塗ります。 特に企業秘密という訳ではないのですが、単純に写真の撮り忘れです。 ハーネスやフューエルラインを付け換えておいて、クレーンで載っけます。 人力でやる場合は二人は欲しい作業です。 インマニのボルトはヘッドボルトなんかと比べるとそこまでシビアではありませんが、28Nmと指定されていますので、トルクレンチ使ってヘッドボルトと同じ要領で順番に締め付けていきます。 リンケージなどの周辺部分も含めたクリーニングとインマニ一式の脱着で丸二日。 インマニの削り落としが、ドリルとベルトサンダーとリューター回し放しで30時間。 ドリル6本、サンダーのベルト10本、リューターの刃が10個だめになる作業です。 その後、水流式のWPC加工に出して、もしスがあればそこを埋める溶接も外注になりますので、仮に同じことをやってくれといわれたら、30万円では割が合わない内容です。 熱でダメになるスロアクが25万、同じくエアマス10万円、ってことを考えれば、トンネル開通は経済的にもやっておいて損はないかもしれません。 が、お金の損得以上に冷却効果によるパワーダウンの回避、インマニ内部のWPC処理で吹けあがりのフィーリング向上、軽量化による操安性の改善など、気持ちよく走れるようにすることを主目的にした改善作業です。 By OZW |