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W124 300TE 足回りのリフレッシュ その2


写真では少し分かりづらいのですが、指1本ならスカスカというくらいサブフレームが落ちてきています。
新車時から30年近くの間、一度も交換されることがなかったのでしょう。過去最高レベルの落ち具合です。

サブフレームって基本4個のゴムマウントをそれぞれ1本のボルトでボディーに付けているだけですからね。
これで30年、とりあえずは走れてしまうベンツって凄いと思います。




マフラー降ろして、ブレーキキャリパー外し、プロペラシャフトを切って




サブフレームの4本のボルトを抜けば、降りてきます。
ここまでの標準作業時間は2時間半くらいということになっています。
特に難しい作業はありません。
ボルトがすんなり緩めば、その時間内でやるのは熟練メカじゃなくても全然可能だと思います。

実際は?

はい、ご想像通りです(笑)
30年も外にむき出しのボルトが簡単に緩むはずないじゃないですか。
いや、緩むは緩むんです。
実は比較的簡単にここのボルトは回ってくれるんです。
でも、ちょっと固いなと思いつつそのまま回していくと折れるんですよね。
少し緩め、タプトンという強力潤滑剤を吹いては、もう一度締め込んでからまた緩めていくという繰り返しで慎重に外していくと、4本のボルトを抜くだけで結構な時間がかかります。




降ろしたら作業しやすいようにベルトで固定して




マウントを抜いていきます。
SSTがあれば、普通なら2、3分で外れるはずなのですが、何せ30年選手ですから、ゴムの部分がもう朽ち果ててしまっています。
SSTで引き抜いていくと千切れそうになるので、結局バールを併用し、というか途中からはバールだけで抜くしかなく、10倍くらいの時間かかってしまいました。




30年頑張ってくれたマウント君には申し訳なかったのですが、最後は破壊するような感じで外すしかありませんでした。

これまでのところは、全て想定の範囲内で、凄くスムースに作業が進んでいるように感じているのですが、もしかするとちょっと感覚がおかしくなりかけている?



By OZW






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