W124 300TE 足回りのリフレッシュ その10
ついに来ました!! いや、エンジン載せ替えの時にはあれほど手を焼かせた子なのに、ひと(クルマ)が変わったようにいい子になって少し気味が悪かったのですが、ここに来てやはり本性を現してくれたようです。 リアのロワアームブッシュ。 左側はSSTを使って簡単に抜けました。 そのまま右側を抜こうとしましたら、4分の1くらい抜けたところで動きが止まってしまいます。 そこからもう一度入れ直してみると簡単に入りますから、どこかで固着しているわけではありません。 錆も浮いているようには見えません。 4分の1くらいは簡単に動くのだから、絶対抜けるはずと思って、SSTのネジを締め込んでいくと ポッキーン ああっ、大事なSSTが・・・ ハブ抜きのSSTは途中でヤバイと思って止めたのに、今回はどうして折れるまで締め込んじゃったんだろう・・・ 落ち込んでいても仕方ないので、プレス機を使って何とか抜きます。 先ず、中のゴムが千切れて出てきて、外側のカラーはそのまま残ったままです。 切れ込み入れて、タガネで少しずつ叩いて、なんとか外しました。 内側を覗いてみても特に問題はなさそうです。 どうしてこんなに抜けなかったのか不思議です。 ブッシュのほうが歪んでたのかな? SSTが壊れてしまったので、新しいブッシュの挿入もプレス機で入れるしかありません。 左側は何の問題もなく綺麗に嵌りました。 ところが、問題の右側は途中からまた全然入っていきません。 途中まで入ったブッシュをバイスで挟んで抜き取ると、ご覧のとおり新品ブッシュがもう使い物にならなくなります。 そこでまた新品ブッシュをもう1個用意し、内側をもう一度綺麗にしてから潤滑剤をたっぷり垂らして、今度は反対側から挿入を試みますが、結果は同じです。 なんでじゃあ〜〜〜!! いやいや、もっくん、ちょっと頭を冷やしましょう。 穴の直径が縦と横でこんなに違うじゃん! つまり潰れて楕円になっていたということです。 あれだけ外れなかったんだから、ブッシュのほうの歪みだと決めつけず、ちゃんとこっちも疑おうよ。なんて、後からなら何とでも言えるんだよね。 アーム自体にも車両取付け側にも事故でぶつけたような跡はありませんので、もともと製品不良だったのかもしれませんし、外して何か作業したときに万力などで挟んで潰してしまっていたのかもしれません。 今回は半日以上費やして、何の成果も無し。 SSTと新品ブッシュ2個を駄目にしてお終いです。 まあ、こんな日もありますって。 でも、こんな時のために、予備のロワアーム1組仕舞っておいたもっくん偉いぞ! こちらはササッと打ち換えを終えられたので、明日はまた気を取り直して作業を先に進められます。 夜10時回ってるし・・・ By OZW |