300TEのフューエルデスビとエアフロ
アイドリング時の微妙な振動が気になるM103エンジンです。 振動といっても普通のひとなら多分気にならない程度のほんのわずかな不整脈のような揺れです。 原因は、フューエルデスビかエアフロの微妙なヘタリだというのは分かっています。 リビルトに出すという手もあるのですが、どの業者さんも壊れているものを直すのが基本で、こういう微妙なフィーリングのようなものが改善するのかは、分かりません。 「新品が売りに出ていたので買っちゃいました」ですって!? BOSCH製のエアフロが供給終了になってからは、久しぶりに新品パーツを見ました。 付替え作業自体は、1〜2時間で出来ます。 取付け後は、当然微調整が必要なのですが、これは暖気後に行うので、とりあえずエンジン始動させます。 一発で始動したのですが、まるで安定しないどころかしばらくするとエンジンが止まってしまい、その後はエンジンもかからなくなってしまいました。 空燃比を見るにしてもエンジンかかってないと出来ないし、困りました。 とりあえず、プラグを外してみるとガソリンでべたべたです。 なんと矢印のところにあるミクスチャー調整のスクリューが、180度くらい濃いほうになっていました。 新品パーツだからある程度のところまでは調整済みなのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。 ミクスチャー調整後、今度はポテンシオメーターの調整です。 矢印のパーツなんですが、4箇所のネジを緩めてこのパーツをスライドさせて規定値に合わせます。 1番ピンと2番ピンの間にテスター用のバイパス配線を入れ、暖気後に電圧が0.7Vになるように調整します。 ものすごく微妙な調整なので、0.7Vに合わせてからその位置で上の4つボルトを締めても少しズレるくらいです。 最後にもう一度フェンダー左側にある集中コネクターの2番、3番にテスターをつないで空燃比を確認しながら(M103エンジンの場合は6.8V前後)、何度か微調整を繰り返すと、ぶるっとくる振動は消えてアイドリングはようやく安定しました。 By OZW |