W126 2.65デフ
お客様のご注文で本国から輸入したW126 本国仕様の2.65 LSDデフです。 生産終了ではありませんが、在庫分はこれが最後の1個でした。 500SEや560SEL などのV8エンジンのW126のディーラー車のファイナル比は、2.47なので、ヨーロッパ仕様のものよりハイギアードな設定になっています。 アウトバーンのある本国仕様が、2.65で、ほぼ100km/h制限の米国と日本仕様が、2.47という理由がよく分かりません。 カタログ燃費のためとか、排ガス規制に合わせるためなどと言われていますが、特に日本では当時ドライバーズカーとして使われることはあまりなかったことから、鋭い加速は嫌われたのかもしれません。 でも、実際には、2.65に換えても街中を普通に走る分には、そんなに違いはありません。 もちろん踏めば違いは明らかですが、街中で床まで踏むシチュエーションなんてまずないでしょう。 むしろ、高速道路で巡行中、先行車をパスしたいときに、軽く加速しながら右車線に出るときなどは、2.65のほうがイメージ通りにクルマが動いてくれます。 これを経験すると、500や560は、2.65で設計されたクルマとしか思えなくなります。 とはいえ今さらこんなパーツを手に入れて交換したいと思う126オーナーはもういないだろうと思っていたのですが、いたんですねぇ(笑) あらためて言いますけど、W126ってそこまでお金かけて乗る価値のあるクルマだと思います。 By OZW |