ハブベアリングの交換
W124 300TE 3.2AMGです。 フロントロワアームのボールジョイントにガタがあるようなので交換を。ついでに一通りダメ出しも。 というご依頼です。 仰る通り、ボールジョイントもダメですが、会社のまわりを一周しただけで、前後ともハブベアリングが終わっているのが分かります。 リフトアップして確認してみると、やはりハブベアリングに相当なガタが見られました。 新車から何もしていないのではと思うくらいのガタです。 センターロッドも要交換です。 フロントは国産用のハブグリスが入っていましたので、過去に1度は開けたことがあるということになります。 ハブに大きな傷跡があちこちにあります。 こういった専用工具を使えば傷なんて付きようがないのですが、おそらくマイナスドライバーのようなものを叩き込んだのでしょう。 特に致命的なのがこの部分です。 このまま新しいハブベアリングを組んでも、まっすぐ嵌りません。 削って修正できるか微妙なところです。 最悪ハブも新品に交換するしかありません。 こういうやっつけ仕事の跡を見るとがっかりしてしまいます。 ちなみに整備のクレームは最長でも半年というのが、この業界の商習慣になっているようです。 おそらく数年以上前の仕業なので、泣き寝入りですね。 By OZW |