M103エンジン アイドリング不調 その2
オイル下がりの原因、バルブステムシールを交換します。 先にステムシールをオイルに浸けて馴染ませておきましょう。 ヘッドカバーをめくって、クランクを回して1番を上死点に合わせます。 ロッカーアームを外します。 4本のボルトで留まっているだけですから簡単に外せるのですが、持ち上げるときにバルブスプリングの頭に載っているボタンのようなワッシャーを落とさないように気をつけて下さい。 プラグホールから圧縮空気を送ってバルブが落ちてしまわないようにしておいて、専用工具でバルブスプリングを押し下げます。 押し下げたまま、2つあるコッターをそれぞれ落とさないよう磁石でひっつけて取り外します。 これでスプリングが取れるので、簡単にステムシールが交換できます。 イン側、アウト側は全く同じ作業ですが、使っているステムシールは大きさが違います。 組付けは単純に逆の手順になります。 これを6気筒分それぞれ順番にクランク回して上死点に合わせて、同じ作業を6回繰り返すわけです。 えちごや皆口氏は2時間時間程で終えましたが、普通は半日はかかる作業だと思います。 By OZW |