124 ワゴンの錆 その2
昨日の続きです。 さて、2枚合わせの鉄板のうち1枚を削り落としてしまったので補強したいわけですが、普通に思いつくのは同じ厚さの金属板を溶接することかも知れません。 この場合の問題点は、いくら錆止めを施しても溶接部分からの錆発生は防ぐことが出来ないということ。 さらにステンレスなどの別素材の金属をそのまま接触させると、「異種金属接触腐食」を引き起こしてしまいます。 ということで、今回使ったのは、エンジンブロックの腐食部分に使う金属パテと飛行機の機体などを組み立てる時に使う樹脂製の接着剤です。 腐食の激しかった角の部分は金属パテで整形します。 中央部分の外側パネルをごっそり削り落としてしまった部分は、ステンレス板を樹脂製接着剤で貼り付けたあと金属パテである程度形を作ります。 あとはひたすらペーパーで削りオリジナルと変わらないレベルまで真っ平らにして完成です。 この時期だと作業時間より接着剤の硬化時間のほうが長くなるので、作業は結局1週間かかってしまいました。 By OZW |