ヘッドガスケット交換の前に
最近、BMW E46の6気筒のヘッドガスケットとヘッドボルト(再使用不可なので)のご注文をよく頂きます。 ヘッドボルトが伸びてきてしまって、初期の締付けトルクが失われてくるものですから、ヘッドガスケットのところから漏れてくるわけです。 酷くなるとオイルラインとクーラントラインが混ざってしまってオーバーヒートしてしまうこともあります。 ヘッドガスケット交換ということになれば、イグニッションなどの配線外し、クーラントパイプを取るためにインマニも外したりと結構な大掛かりな作業になります。 ようやくガスケット交換してヘッドボルトを締めはじめたところで、シリンダブロックが歪んでいることに気づき、それまでやったことが全部無駄ということになるケースも時々あるようです。 なので、ヘッドカバーを開けたら先ずはヘッドボルトを締めてみて下さい。 オーバーヒートしてブロックが歪んでいると、規定トルク(40Nm)をかけられません。 通常は5番、6番シリンダーのところが一番歪みますので、そこからチェックしていくのが効率的です。 ダメだった場合はブロックの修正を考えるより中古エンジンを探したほうが現実的だと思います。 By k |