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パワステポンプ その3

 
デッドニング作業で途中止まったままになっていたW124 E500から外してOH中だったタンデムポンプ、大分間が空いてしまいましたが、その2からの続きです。




普通のパワステポンプと違って、レベポンプも兼ねたタンデムポンプのOHはなかなか大変でした。
Oリングの数も多くて、バラしてから少し時間が経ってしまうと、どこにどのパッキンを使うのか忘れてしまっているので、整備マニュアルは必須です。
プリントアウトしたら15ページもありました。




途中の写真が撮れませんでしたが、組み立て完了後の図です。
新品のパッキンを組み込んだものはプレスを使わないと入らないところがあったりしますし、その2で書いたように一箇所普通ではなかなか交換できないシールがあるので、DIYのレベルは超えていると思います。

手で回してみると最初の状態よりかなり軽く回ります。




こっちは、中身のパーツを全部磨き直して組んだ普通のパワステポンプです。
レベを取り外してしまっている私の60に付いているものと同じポンプです。

手で回してみると、上の軽くなったタンデムポンプのさらに半分くらいの力で回ります。
やはりレベポンプ用の十字ピストンの駆動はかなりの馬力損失になっているようです。

具体的には、こちらのOH済みパワステポンプが7馬力くらいなのに対して、同じくOH済みのタンデムポンプが15馬力くらいのロスになるでしょうか。

よく「レベを外したから馬力が上がって」なんて話を聞きますが、ポンプもそれ用に換えないとレベ外しただけは馬力損失はほとんど変わらないですよ。



By OZW




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