期待と不安が交錯するなか、通常業務をいち早くこなし、ほば毎日2時間
程度ですがエンジンをばらしていきました。
ヘッドは家に持ち帰り、灯油に浸して、コツコツと丹念にスラッジを
落としたりもしました。
この時は嫁さんも呆れ顔でしたが・・・。
ボルト1本外すのに2時間以上かかったり、失敗も数回!。
「もー無理!」と思ったことも何度かありましたが、約1ヶ月半を要し
ようやく完成!
エンジンをかける時は、とても緊張しました。
上司やスタッフも見に来てくれました。
ただ、エンジン始動時は遠くに離れていたのが複雑な思いでしたが・・・。
いざイグニッションオン!!
セルが回り、なんと一瞬で始動!。
異音等もなくとても快調!
あれから3年、現在でもヘッドからのオイル漏れは無く
水温も120℃を差すことはありません。
私は当初、ベンツは値段が高いだけの車と思っていましたが、
この経験を通して、車の造りこみのすばらしさはもちろん、
安全性をも十分に考慮して造られた車で、きちんと整備さえすれば、
必ずそれに応えてくれる、とてもまじめな車なんだと知ることが
出来ました。
おかげで今では 260E(メルセデスベンツ)の魅力にどっぷりと
はまり込んでしまっています。
画像はヘッド廻りのガスケット類です。
EXマニホールドのガスケットは、完全に抜けていました。
吹けあがり、レスポンス、燃費も以前とは見違えるほど良くなりました。
by moto
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