ロシア経済は、去年７月までの空前の原油価格高騰で高成長を果たしましたが、世界金融危機が表面化した以降は、経済状況が急速に悪化、それでも７月頃までの貯金が大きかったので、全体としてのマクロ経済実績は、現在でも国家予算を含めて、それほど悪くありません。
とはいえ、明らかに、2000年以来８年にわたって高成長をもたらした油価高騰に基づく成長メカニズムは終焉し、ロシア経済は岐路に立っているということは共通認識のようです。
そんな状況下でも、ルーブルが安くなることで、輸入代替型の経済成長に移り、比較的短期間で経済が回復するという観測が国内では支配的で、意外にみんな楽観的なんですよね。

先日開催されたモスクワ中心部の聖ヴァシリー聖堂、赤の広場、クレムリンなどの世界遺産の前を駆け抜ける特設デモ走行コースを、クラシックカーや現代のスーパーカー、F1マシンまでが参加して走行する「Bavaria Moscow City Racing」
というイベントも大盛り上がりだったようです。

By OZW