結果的に高い工賃になってませんか?
この特殊工具(SST)が何に使うものか分かったあなたは、かなり通ですね。 リアサブフレームマウントの交換用工具です。 今回は202ワゴンのリアサブフレームマウントの交換をしました。 実は、この部分の交換作業はディーラーでもほとんどやりません。 ですから、ここが交換部品だということをご存知ないひとも多いのではないでしょうか。 この車のオーナーさんは、フロント周りは前回に作業済みだったのですが、今回リアを交換後試乗して、車がなんか違う!!すごく車体と足回りが一体化した、、、との感想でした。 こういう感想を頂けるとメカニック冥利に尽きるってもんです。 ショックやロアアームブッシュなんかはもちろんですが、こういった部品の交換で一層運転が楽しくなるのでは?と私は思います。 ただ、この特殊工具がないとかなり大変な作業になってしまいますから、一般の町工場だとやりたがらないところが多いかもしれません。 だってもし、このSST持ってなかったら、私もやりたくありませんから(笑) でも、私なら「こんなところ変えても何も変わらない」なんていう嘘は言いません。 そういう場合には、正直にディーラーでやってもらって下さいって言いますよ。 確かにディーラーって一般的には町工場よりは高いのでしょうが、こういう特殊工具がないところだと、極端な話フラットレート(時間当たりの工賃)が半額だとしても作業時間が3倍かかってたらかえって割高な請求になりますよね。 実際ディーラーでやってもらったほうが全然安かったんじゃない?ってケース、結構目(耳)にします。(もちろんSファクトリーではたとえ3倍かかってもメーカーが設定している正規時間分以上は請求しませんよ。) by shibata |