W124 V8エンジン搭載車/4マチック以外に適合します、ステアリングタイロッド、品番124-330-0803 が、突然仕様変更となりました。
品番の変更は無く、事前連絡無しの変更でちょっと戸惑いましたが、稀にあることではあります。

仕様変更前の製品は、ボールジョイント上部に、六角レンチの差込穴があり、ナットも楕円タイプのロックナットとなっています。
仕様変更後は、ボールジョイント上部の六角レンチの差込穴がなくなり、ナットが、ナイロンナットになります。
六角レンチで、ボールジョイントを固定した状態でロックナットを締めこんでいくタイプから、ボールジョイントを固定しなくてもナットを規定位置まで締め込み、且つ、ロックできるタイプへと変更になったわけです。

注意点は、仕様変更後のタイロッドに、お車で使用されていた仕様変更前のナットを (ロックナットですので、再使用はするべきではないのですが）再使用すると、ジョイント部が共廻りしてしまいナットが締めこめなくなります。
仕様変更後のタイロッドを装着する際は、必ず付属のナイロンナットを使用するということです。

品番124-330-0803 のタイロッドの対になる、品番124-330-0903 (LEMFORDER製)も順次変更されるようですが、現在のところ入荷ロット数の関係で、新旧混じった状態のようです。

純正品の場合は、ナットは付属してこないので、今まで通りの仕様ですが、OEMメーカーのLEMFORDER製が仕様を変更していることから、今後純正品も仕様変更がある可能性もありますが、今のところその情報は入っていません。

比較的新しい車種等では、このナイロンナットが使用されている部分があるようですが、コスト削減になるのか微妙なうえ、一切連絡が無い突然の仕様変更。なんか気持ちよくありませんね〜。

by もっくん