フューエルポンプ
メルセデスベンツのユーザーさんは定期的にポンプを交換するという考えがある人が多く、当工場でも幾度となく交換してきました。 でも、BMWに関しましてはあまりそういったユーザーさんが多くないような気がします。 ここ最近中古車市場が動き出してきた気配がありE46やE39を購入したという方から「購入したので一度見てください。」という電話がよくあります。 知り合いからの購入などはいいですが、オークションなどでの購入となれば、定期点検時のものは記録簿といった形で残っているものもありますが、その間の修理は(一般修理等)記録がなくこれまでの整備履歴が分からないものがほとんどです。 それに安く手元にくるので納車整備といったものはそんなにされてはなく現状納車といったものが多いようです。 そういう車の場合、年式と目視(交換された形跡がない)からフューエルポンプの交換を薦めることが多いのですが、現状壊れていないものを交換しようという方はおおくはありませんでした。 ところが、連休前に首都高でポンプ不良によるエンストが一台、連休中には静岡県でのエンストが別に一台。 連休明けに、フューエルポンプが原因と思われる問い合わせが立て続けに4件ありました。 このうち1台を除いて他はすべてBMWです。 BMWの場合、年式的にE46やE39あたりが交換時期になっているのでしょうね。 出先で止まってしまったこれらの方たちは皆さんJAFのお世話になったようです。 そのままその地域のディーラーに入庫されたり(当然部品代は定価請求でしょう)、わざわざここまで運んでこられた方もいらっしゃいました。 結果的に高い買い物になるというだけでなく出先での突然のエンストは事故や渋滞の原因にもなりかねません。 いつ交換されたか分からないという方は、一度交換を検討してみてはいかがでしょうか? |