福祉用具の世界
先日ちょっと用があり、色々なメディカル製品を販売しているオットーボック・ジャパンの担当者に会ってきました。 オットーボックはドイツを拠点に展開している医療福祉機器メーカーです。 普段医療機器や福祉用具を利用しない人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、義肢や装具、車椅子などといった福祉用具の分野では世界でも最高品質を誇るメーカーとして、世界中の障害者の生活をサポートしています。 今回担当者と話をしていて、車椅子などの福祉用具の話題になったのですが、なんと車椅子や義肢などのラバー部(ゴムの部分)などは、ベンツで使われている部品を使用しているとのことでした。 車椅子も日本メーカーの物より数倍剛性が高く、乗った瞬間に違いが分かるそうです。 それでいてコンパクトで軽いとのこと。 試乗が出来るそうなので、早速申し込んでおきました。 なんだか車みたいですね。 「やはりドイツ製は物が良いんだなぁ。」と思いました。 そして一番聞きたかった義肢の話題についてですが、オットーボックではC-LEGという最先端のテクノロジーを投入した義足を販売しています。 このC-LEG、世界で初めて歩行の全てをコンピュータ制御する義足として1997年に発売されたのですが、その時僕も実際に手に取って触る機会があったのですが、当時はとても重かったのを覚えています。 それから10数年経ち、何度もバージョンアップされ今に至ります。 初期型ではワイヤーでPCに繋ぎ歩行データをマネジメントしていた通信方法も、現在ではワイヤレスのBluetoothになっていました。 バッテリーも現在では36時間は持つようです。 技術の進歩って本当にすごいですね。 帰り際に製品カタログと粗品をいただいたのですが、写真に写っているアルミっぽい置物のような物体、なんだか分かりますか? これ、石鹸なんです。 手に付いた臭いを取るステンレス製の石鹸です。 不思議な粗品までいただき、有意義な時間を過ごせました。 By 石川 |