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アルファロメオ


今日は久しぶりに従弟のアルファロメオGT3.2を借りて実家近くのワインディングを流してみました。
いわゆる峠ってやつで、昔は車をいじっては夜な夜なよく走ったところです。
お盆ということもあって交通量も多いですし、道路予算が削られたせいかアスファルトも荒れていて昔のようには走れませんでしたが(腕が落ちただけ?)、それでもこういう車で走るのは楽しいものです。

アルファって意外にいい車なんですよ。
エンジンフィールが気持ちいいし、6速ミッションの手ごたえが本当に小気味良くて、これに比べるとSJ190の5速マニュアルはほとんどバスかトラックのシフトにしか思えません(笑)
スタイルは好き嫌いがはっきり分かれるところでしょうが、それだけ良くも悪くも個性的ということです。

アルファといえば1970年代イタリア国内の労働争議問題のせいで最悪の品質車というレッテルを貼られてしまった時期がありました。
それが、フィアットに買収されて徐々に品質面での信頼を回復していったと思ったら、今度は156で初めて採用されたセレスピード(セミオートマチックトランスミッション)が壊れまくり、手を出してはいけない車というイメージが日本では染み付いてしまいました。
実は、このセレスピードもその後細部の改良が重ねられて、特に2004年以降は劇的にトラブルが少なくなっているのですが、一度ついてしまった故障が多いというイメージを払拭するのは難しいのか、日本での販売台数は減り続け、2009年の新車登録台数は2,283台と全盛期の3分の1にも満たないものになっています。

それでも、あらためて今日運転してみて、今後は盛り返していきそうな気がしました。
V.W.やBMWをはじめとする欧州車か中国での生産を始め、日本車の多くはタイに生産拠点を移していく中で、唯一個性を保っているのはもうイタ車くらいなのかもしれませんから。


By OZW



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