大排気量車 受難の時代
今日は久々に中古車の業者オークション会場に車両の下見に行ってきました。 今年はエコカーへの買替えが進み、下取り車が大量に出たせいで、中古車市場は供給過多の状態が続きました。 その影響を一番受けたのがベンツのSクラスなどの大排気量車です。 350くらいだとまだいいのですが、500や600だと入札者がいなくてセリがなかなか成立しません。 そのため次週のセリまで待つ車がどんどん溜まっていく感じで、会場は大排気量高級車で溢れかえっていました。 そんなわけで、非国民と言われるのを恐れなければ(笑)、大排気量の中古ベンツは今とってもお買い得な状況です。 特に、自動車税もガソリン税も、ついでに来春改正されるだろう高速料金も、全部ひっくるめてエコカーの3倍は支払うことになるような6LのV12気筒で、おまけにターボも付いちゃってるような車なんてもう投げ売り状態です。 ちょっと距離が行っちゃってれば5年落ちで新車時の10分の1で売りに出してもセリが成立しないことも珍しくありません。 店頭に並べておいても全然売れず、資金繰りに困って店頭価格の半分でも仕方ないくらいの気持ちで出品しても入札がないわけですから、売りに出してるほうにすれば泣くに泣けない状況かもしれません。 一方、軽自動車やプリウスなんかは面白いくらい値がせり上がっていきます。 それから、どういうわけかレクサスブランドだと排気量にかかわらずかなりいい値が付いているようです。 少なくとも業者オークション会場では、ブランド力はベンツよりレクサスの圧勝です。 まあベンツはどうでもいい車を作り過ぎた報いなんでしょうね。 それにしても、ここまでリセールバリューが酷い状況だとこれから先ベンツの新車販売は結構苦労するんじゃないでしょうかねぇ・・・ By OZW |