曙ブレーキパッド
W212 現行EクラスなどにOEM供給している日本が誇る曙ブレーキですが、純正品だけでなく、アフターマーケット用にセラミックブレーキパッドなども作っています。 輸入車用としては、今のところ日本では純正OEMはもちろん、アフターパーツのパッドさえ一般市場では売られていません。 本当は曙製の純正品のほうに興味があったのですが、ドイツでもメーカー指定で手に入れることができず、仕方なく米国からアフター用のセラミックパッドを取り寄せて自分のCL55 AMGに取り付けてみました。 このセラミックパッドも米国内のフォーラムでは非常に評判がよくて、ざっと読んだ感じでは10人中8人は純正と変わらない制動力でダストがほとんど出ずにホイールが汚れなくて素晴らしいという評価、1人は制動力は若干劣るがほとんど気にならないレベルでお勧め、残る一人は制動力が不満で純正に戻したというものでした。 付け替えて今日でちょうど1カ月になるのですが、私の感想としては・・・ 確かにホイールはほとんど汚れません。 今のところ鳴きも全くありません。 効きに関しては、もちろん踏み込めばちゃんと効きますし、サーキットは走っていないので耐フェード性などは分りませんが、高速域での制動距離は多分純正と変わらないと思います。 この部分はパッドの性能よりタイヤの性能のほうが遙かに差が出そうです。 私にはむしろドイツ車特有の低速域での純正のあの「ねっとり」とした感じがないことのほうが気になりました。 フォーラムでの評価でもそうですが、純正より効きがいいというひとはひとりもいないわけで、結局ダストが出ないことの引き換えに他の部分をどれだけ妥協できるかということに尽きるのだと思います。 客観的に見て、10人中8人は全然OK、一人はまあ許容範囲、一人はダメという評価は、なるほどその通りだと思いました。 ちなみに私個人は、ギリギリ許容範囲・・・でしょうか。 でも、元に戻すのも面倒なので、まあ許容範囲内ということにしておこう、というのが本音だったりします。 友人に対して勧められるかと言われれば、ホイールの汚れがどうしても気になるなら、今まで使ったダストレスパッドの中では一番お勧めできるとは答えられます。 そんなわけで、商材として扱うかどうかは、値段のこともあって(結構高い)ちょっと悩むところです。 もう少し使ってみてから判断しようと思いますが、やっばり曙製は純正パッドのほうに興味があるんですよね。 By OZW |