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プラグ交換

 
CL55 AMGのプラグは、中心電極がイリジウム、接地電極には白金チップを貼った「高性能かつロングライフ」というのがうたい文句で、一応、10万Kmまたは4年ごとの交換でOKということになっています。
もちろんこれは乗り方次第で、ブン回すひとは、もう少し早めに交換しておいたほうが、イグニッションコイルなどへの負担も少なくってむしろ費用節約にもなるはずです。

こんなふうに他人には早めの交換を勧めておきながら、自分の車の場合はどれくらい乗ったら体感できるほどに劣化するのかを知りたくて、敢えて無交換で頑張ってきました。
現在127,000Kmにもなっているのに何の不具合もなく、でも、ディーラーの記録簿を調べると車検ごとにチェックはしているようですが、交換はしていないようなので、年末年始の長距離移動を考えると、もう我慢できなくなり交換することにしました。

交換する前に、先に外して見てみればいいじゃん、と思うかもしれませんが、プラグを外すまでの作業が結構大変で、それくらいならついでに交換してしまいたいというわけです。




エンジンカバーを外すとイグニッションコイルが見えます。




まずエンジンハーネスからコイルにつながるコネクターを抜くわけですが、このコネクターすぐに割れそうです。
今回は慎重に外してひとつも割れませんでしたが、このコネクターだけて部品が出ますので何個か用意しておいたほうがいいでしょう。




プラグコードごとコイルを取り外すと、ようやくプラグが外せるようになります。




ツインプラグで8気筒なので合計16本のプラグです。
しかも、プラグのネジ山の部分が一般のもとくらべて2倍くらいは長いので手で回していると気が遠くなるほどです。
調べたら、たかがプラグ交換なのに標準作業時間は2.5時間でした。




外したプラグの電極を比べてみました。
何にも減っていません。
いくらロングライフといっても、これはちょっとおかしいでしょ。
ディーラーの当時の担当者に連絡して調べてもらうと、前のオーナーが8万Kmくらいのとき定期点検以外の入庫で交換していますね、という返事でした。

だったら、慌てて交換しなくてもよかったのに、と思いつつ、でも、それから5万Km近く走行しているわけですが、この程度だと少なくとも見た目は全く消耗していないんですね。
確かにロングライフをうたうだけのことはあります。

交換して走りはどうなったかって?
加速がかなりよくなりました。
アクセルペダルを大きく踏み込むとESPが介入しまくりです。
今週一気に気温が下がったのと、プラシーボ効果によるところも大きいとは思いますが(笑)



By OZW



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