時計の精度
クォーツ時計の誤差は1ヶ月で15 - 30秒程度、特に精度の高いモデルでは1年で数秒程度のものもあります。 実用上はこれくらいの精度でも十分過ぎるくらいでしょう。 電波時計は、この誤差を標準電波やGPS衛星からの電波を受信したときに修正するもので、時計本体はたいてい普通のクォーツ時計です。 セシウム原子時計だと高精度のものは3000万年に1秒程度の誤差、小型化された精度がそれ程でないものでも3000年に1秒程度の誤差範囲です。 さらに、ストロンチウム光格子時計だと理論的には300億年に1秒の精度が出せると言われています クルマでいえば、サーキット走行を含めても300Km/hくらい出れば十分ですが、バイロンみたいに400Km/h以上出せるクルマも、造ればそれなりに売れちゃうわけですから、こういう究極の精度の時計も物好きなひとなら欲しがるかもしれません。 製品名「Cesium 133」という原子腕時計のプロトタイプです。 年内に発売予定だそうです。 値段は12,000ドルということで、手が届かない金額ではないでしょうが。。。。 一生着けてても0.1秒も狂わないわけですが、駆動源は充電式のリチウムイオンバッテリーのようです。 とすれば、充電し忘れた止まっちゃうし、電池自体の寿命は10年くらいでしょうか。 で、その度に時刻合わせが必要ってことです。 ニトロ積んで、10秒間だけ400Km/h出せます、みたいな感じですが、そもそも何処で400km/h出すの?って話ですね。 でも、そこはまあ物好きの話をしているわけですから理屈じゃありません(笑) ちなみに、セシウム133はセシウムの同位体の中で唯一天然に存在している安定同位体なので放射線の心配はありません。 By OZW |