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見栄と燃費と利便性


知人から奥様用にということで、高年式のフィットシャトル・ハイブリッドを探してほしいと頼まれました。

調べてみると普通のガソリン車もあって同じ年式、同程度のものが30万円以上安いようです。

普段の買い物と年に一度か2度の実家への往復くらいで年に2〜3,000Kmくらいしか走らない上に3年くらいで乗り換える予定だということでした。
それなら、ハイブリッドにすることによる燃料代の差は数万円にしかならないでしょうから、通常のガソリンエンジン車を買った方が得じゃないですかと提案してみました。

ところが、奥様はどうしてもハイブリッドがいいようで、一番大きな理由が、他の奥様たちから、「ホンダフィットなのにハイブリッドじゃないの?」と言われるのが嫌なんだそうです。
近頃はハイブリッドや電気自動車のほうがインテリジェンスなイメージがあるようです。

それから、遠出したときに途中でガソリンスタンドを探すのも嫌なんだとか。
確かにスタンドの数がどんどん減っていて比較的新しいデータのナビの案内で行っても、そこにはもうガソリンスタンドは存在していなかったなんてともありますから、満タンでスタートしたら無給油で戻ってこれる燃費の良さは有難いかもしれません。

そういえば、以前うちの某スタッフが500Eで一宮から東京に来るとき、満タンでスタートしたのに富士山が見えるあたりでもう給油の必要があったようなのですが、そんな話を聞くと、それはいくら楽しいクルマでも不便すぎると思いますよね。
もっとも、どんな運転したらそんな燃費になるんだって話ですが。

いずれにしても、クルマは単純に経済性だけでは語れないもののようです。


By OZW


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