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ウォーターポンプ

 
W124 500Eは前期に限るなんて説がありますが、少なくともウオポンに関しては前期のは絶望的にダメダメでした。
全部ではありませんが、かなりの確率ですぐに壊れるんです。
もちろん純正で、ドイツ本国から取ったものも国内ディーラーから取り寄せても同じようにクレーム率は物凄く高かった記憶があります。

そのダメな純正を型取りして作った社外品なんてさらに酷いものでしたから、SJでは社外はもちろん純正も前期に関しては途中で取り扱いをストップさせ、ハウジングとサーモスタット、それとボルトを1本セットにして後記のウオポンに換えてもらうようにお願いしていました。
ハウジングの容量も後期の方がアップしていますし、ウオポンまわりに関しては後期の方が間違いなく改善されています。

ポンプ自体も後期用の純正ウオポンに関しては耐久性が向上していますし、何よりクオリティが非常に安定しています。
それに比例してLasoなどの社外品でも後期用のものはクレーム率が非常に低く、値段も純正の半値近くということもあって、当社では純正よりLaso製のもののほうが多く出ています。

ちなみに、LasoはOEM指定は受けていないので、社外品ということになるのですが、耐久性も純正と遜色ありませんし、機能的にも純正とほとんど同じですから、こちらで十分といえば十分、実際今レストア中のE60には、今回はLaso製を使いました。



でも、ぶっちゃけお勧めはどっち?と訊かれれば、
これはもう迷わず純正をお勧めします。





上が純正、下がLasoです。
Lasoのほうはインペラーの下に隙間があって、この分効率が落ちますし、実は他の細部の作りも微妙に純正の方がクオリティーが高かったりします。

基本的に純正とOEMではパッケージが違うだけで中身は同じなので、OEM製品は値段が安ければ安い分だけお得といえるのですが、純正と社外を比べてしまうと必ずしも社外品がお得とは言えないことが多いです。
このウオポンについても、まあ『値段なり』ということです。


By OZW



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