希少車
買った値段より高く売れるクルマといえば、フェラーリのエンツォなど本当に特殊なものだけで、例えば空冷ポルシェなどでもスピードは他車種と比べて遅かったとはいえ、確実に値段は下がっていました。 それが、例えば964の5速マニュアル車だと今では10年前の倍近くまで値上がりしていますし、スピードスターなんかだと、最近の市場では1千万円以上、程度が良ければ2千万円前後で取引されているようです。 W124のE60 AMGなども去年あたりからじわじわ相場が上がり、ここ2ヶ月くらいの業者オークションの落札価格を見てみたら、程度がそれほど良くなくても500万円以上になっていました。 190のEvo2くらいになるとオークションにはもう出てこなくなっていて、ほとんど言い値での売買です。 売りに出される車両のタマ数が非常に少なくなってきているので、程度云々なんて言っていたらもう手に入らないかもしれないという心理が働いているのかもしれません。 円安の加速で海外からの引き合いも増えて、国内ではいよいよタマ不足になっています。 この流れ、次は124なら素の500Eとかワゴン、190ならEvoではない普通の16Vあたりまで波及していきそうな感じです。 そろそろ手放そうかなと思っている方、もう少し様子を見たほうがいいかもしれませんよ。 By OZW |